睡眠
月経前症候群(PMS)では、憂うつ感や情緒不安定、集中力低下などの精神症状に加えて、睡眠の質が低下してしまうといった睡眠障害を訴える人が少なくありません。そのパターンとしては、月経前になると精神的緊張が高まり寝つきが悪くなる、眠れないといった不眠傾向と、逆に日中も眠くて仕方がない、朝が起きられないという傾眠傾向の2つが見られます。
月経周期は、睡眠にも影響を与えることが分かっています。不眠傾向は黄体期後期にプロゲステロンの鎮静効果が急激に無くなることが一因となっている可能性があります。黄体期には卵胞期に比べてノンレム睡眠の割合が多く、また黄体期と卵胞期では脳波にも違いが見られるという報告があります。
睡眠に関するトラブルは精神的なストレスを生み、月経前症候群の症状をさらに強めてしまうという悪循環を引き起こす可能性も考えられます。日頃から快適で十分な睡眠をとるように気をつけましょう。