脂質
痩せたい願望から、極端に油脂を抜いた食事をする人もいますが、そのような間違ったダイエット法は月経前症候群(PMS)にも悪影響を与えてしまいます。脂質はエネルギー源となるだけでなく、細胞を包む膜やホルモンの材料となる体に欠かせない栄養素です。月経前症候群の人はプロスタグランジンが不足していると言われていますが、その材料となる不飽和脂肪酸を摂るためにも脂質は欠かせない栄養素なのです。
不飽和脂肪酸は、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられ、多価不飽和脂肪酸はリノール酸、α-リノレン酸、アラキドン酸などの必須脂肪酸を多く含み、プロスタグランジンの材料になるだけでなく、重要な代謝調節機能を果たしています。多価不飽和脂肪酸は体内では合成されないか、合成されても少ない量なので、食事から摂ることが必要です。多価不飽和脂肪酸は、ごま油、サフラワー油、ひまわり油、綿実油、大豆油などに含まれています。
脂質は、多く摂り過ぎれば肥満や生活習慣病に拍車をかける可能性もあります。質のよい植物油を適量に摂るようにしましょう。