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身体症状

月経の前には、体がむくんだり、太ったような感じがすることがあります。実際、月経の前に体重が数キロ増加するという人もいますが、体重の変化がほとんどなくても、局所的なむくみによる症状がしばしば見られます。腸の壁に水分がたまることによるお腹のはりや痛み、吐き気などがその代表的なものですが、乳房緊満感や頭痛なども、この局所的なむくみが一因と考えられています。

月経前症候群(PMS)では、乳房のはりや痛みはよくみられる症状です。乳房の症状は、必ずしも全身のむくみと比例して起こるわけではありません。月経前の乳房の変化は、血流の増加や局所的に水分がたまったり、乳腺組織の増殖などの要因がからみ合って起こると考えられています。

痛みの中でも、月経前に頭痛が起きる人が多いことはよく知られています。偏頭痛は、何らかの原因で頭蓋骨の周囲の血管が収縮した後に拡張することで、血管の周囲にある知覚神経が刺激されて痛みを感じるというものであり、脈拍に合わせた脈打つような痛みが特徴です。痛みはとても強く、嘔吐を伴うことも珍しくありません。他には、腹痛や腰、背中の痛みがよくみられます。原因は明らかではありませんが、骨盤内のうっ血が一因であるという説もあります。

便秘の原因は、毎日の食事の量や内容、運動、睡眠不足、精神的ストレスなど様々あります。月経前はいつも便秘がちになるという人がいますが、それは腸壁のむくみに加えて、黄体ホルモンの分泌量が増えることによって、腸管の運動が抑えられてしまうためと考えられています。

また皮膚や粘膜に症状が現れる場合もあります。月経前にニキビができやすくなることはよく知られていますが、これは黄体ホルモンによって皮脂腺の分泌が高まるために起こります。人によっては、鼻炎や口内炎、喘息、じんましんなどが起きやすくなります。黄体ホルモンに対するアレルギーではないかという説もありますが、月経周期にともなって、免疫機能に何らかの変化が起こることもあるようです。

最終更新日:2008/09/28